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LGBT アライ (ally)とは?

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目次と簡単なまとめ一覧

・アライ(Ally)とは?
 LGBTQ+を理解し、支援の意思を持ちながら活動している人や団体のことです。

・アライの発音の仕方は?
  「ア」にアクセントを付けて発音します。

・LGBT当事者が抱える不安とは?
  差別や偏見、法的権利やメンタルヘルスなど多くの不安を抱えています。

・アライとして必要なことは?
  共感、尊重並びにサポートが重要です。

・アライを広めるには?
  アライの使命や価値観を理解し、行動に移すことが大切です。

・相談先を聞かれたら?
  埼玉県内だけでも多くの機関が相談に乗っていただけます。

・埼玉県内企業の取り組みを知りたい
  埼玉県には、「埼玉県アライチャレンジ企業登録制度」があり、2023年7月31日時点で43社が登録されています。弊社もその中の1社です。

・埼玉県のアライの取り組みを知りたい
  企業、県民に向けた動画の配信、LGBTに係る冊子の作成等様々な取り組みをしています。

・最後に筆者のおもいを
  アライになったきっかけ等を綴っています。

                                        作成日:2023年11月27日

アライ(Ally)とは?

アライ (Ally)(以下アライという)とは、性的マイノリティであるLGBTQ+(以下LGBTという)を理解し、支援の意思を持ちながら活動している人、団体または考え方を指します。

少し前まで、アライはLGBT当事者ではない男性や女性(ストレートアライ)と云われていましたが、現在では当事者、非当事者に限らずさまざまな性別を持つ人がアライと云われています。

性的指向や性自認に対する差別や偏見に反対し、サポートすることを通じてLGBTの権利の擁護と福祉に関心を持つ個人に限らず、企業、教育機関などさまざまな団体がアライであったり、アライになろうとしています。

最近ではLGBTに限らず障がい者や外国の人、がん罹患者などのマイノリティを理解し支援している、しようとしているという表明にもアライという言葉が使われています。
言い換えれば、誰もが生きやすい社会を実現するために必要な行動や表明をしている存在と言えます。

アライの発音の仕方は?

「ア」にアクセントを付けて発音するのが正しいそうです。

筆者は最初アライの語源を英語の「Alliance(意味:同盟)」と勘違いし、「ラ」にアクセントを付けていたので、だれかに「私はアライです」と話をすると、決まって「新井さん」と勘違いされて困っていました。

詳しく調べた結果、英語の「Ally」(意味:協力者)が語源であるので「ア」にアクセントを置くことが正しいと知り、その通りに発音したところ、それ以降「新井さん」に間違われることは無くなりました。

LGBT当事者が抱える不安とは?

LGBT当事者は、社会的、心理的および身体的な側面からさまざまな不安を抱えています。
以下は、主な不安についての一例であり、個人によって当然異なります。

〇差別と偏見
 社会的な差別や排除、言葉の暴力、バッシングなどへの不安
   ・賃貸住宅の入居について同性カップルを理由に断られる。
   ・就活の際の面接の場で自身の性自認をカミングアウトしたことにより採用されなかった。
   ・学校や家庭内での暴力
   ・世間体が悪いので学校に通わせないなどの虐待
   ・「気持ち悪い」などの暴言

〇カミングアウト
 自身の性的指向や性自認を他の人に開示(カミングアウト)することで、恐れられたり拒絶されることへの不安
   ・親族に絶縁される。
   ・カミングアウトしたことにより、自分の居場所が無くなる。
   ・カミングアウトできないことにより、自身の性的指向や性自認を偽ったり、隠さなければならずストレスを抱える。
   ・身近にカミングアウトしている人が居ないので、自分が将来大人になった時に、大人の役割がわからない。

〇メンタルヘルス
 相談できる相手が居ないために心理的な問題に苦しみ悩むことへの不安
   ・自分は価値がない人間だと感じてしまい自己肯定感が低下する。
   ・家にひきこもる。
   ・うつ病、不安障害等に罹る。

〇法的権利
 法的権利の保護や平等に関する不安
   ・パートナーが病院に入院した際、家族として認められないために診療情報を提供してもらえない。
   ・パートナーとは法的な配偶者と認められないため、万が一相手が亡くなった場合に遺言書を作成していないと    遺産相続できない。
   ・同性パートナーと一緒に利用できる住宅ローンパートナーシップ制度がまだまだ少ない。
    最近は少しずつパートナーシップ制度に取り組む自治体が増えてきたが、そもそも結婚とはまったく別のもの。

〇アウティング
 性的指向や性自認を本人の同意無しに第三者に暴露されることへの不安
   ・本人に良かれと思ってLGBTであることを第三者に暴露される。
   ・悪意を持ってLGBTであることを暴露される。

参考文献
埼玉県(2021年) 「県職員のための多様な性のあり方に関する対応ハンドブック」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0303/lgbtq/siryou.html#kigyo-handbook

アライとして必要なことは?

LGBT当事者に寄り添うためには、共感、尊重、サポートが重要です。
以下は、アライとして行動するためのいくつかの方法です。

〇教育と意識
   ・LGBTに関する基本的な知識を身に付ける。
   ・性別やジェンダー認識について理解する。
   ・書籍、サイト、映画、TV(ニュース)など多くのメディアから学ぶ。

〇オープンマインドを持つ。
 ・他人の異なるセクシャリティやジェンダー認識などの多様性を尊重し、偏見を持たないようにする。
 ・LGBT当事者の話に真摯に向き合い、当事者の感情や経験を理解する。

〇サポート
 ・あなたの友人、家族、同僚などのLGBT当事者がサポートを必要とする場面に立ち合ったら相談等にのる。
 ・あなたが相談に乗ることが難しい場合は相談先を教えてあげる(下記参照)。

〇カミングアウトの尊重
 ・カミングアウトのタイミングや方法を尊重し、プライバシーを守る。
 ・本人の同意のなき第三者へのアウティングをしない。

〇LGBTコミュニティへの参加
 LGBT団体やコミュニティイベントに参加し、LGBT当事者との連帯感を高める。

〇差別や偏見に立ち向かう。
 LGBT当事者が差別や偏見に身を置いた場合は声を上げて支援する。

〇自己啓発
 LGBT当事者に対してだけでなく、他のことに対する自分自身の偏見や先入観についても考え、それらを乗り越え、より良い考え方を身に付けられるように努力する。

アライを広めるには?

アライが広まるためには、個人や組織がアライの使命や価値観を理解し、行動に移すことが大切です。
以下は、アライの啓発方法の一部です。

〇ワークショップやセミナーの開催、教育カリキュラムの作成に取り組む。
 ・アライの役割についてのワークショップやセミナーを開催する。
 ・差別や偏見についての論点、アライの行動について学べるカリキュラムを作成し、実践する機会を提供する。

〇アライのメッセージをSNSで広める。
    LGBTに関するハッシュタグを付けるなど、
  共有可能なコンテンツの制作を通して思いやりのある啓発に努める。

〇アライの価値観を自分自身の具体的な行動で示す。
    自分がアライとして行動し、他の人に良い例を示すことで啓発の効果を高める。

〇コミュニティ活動との連携
   企業、NPO、自治体または教育機関と連携し、アライの啓発を促進する。

〇普段の会話内容の見直し
   何も対LGBTに限ったことではなく、結婚や誰が好きかなど個人のプライバシーに関する質問をすることが
   許容されることなのかどうかを考える。
   もし許容されないと思ったのであれば会話の内容に載せない。
   また、言葉遣いにも配慮することで不用意な発言を控えることも可能になる。

〇表明
  あなた自身がアライであることを、言葉、行動、6色(赤・橙・黄・緑・青・紫)のレインボーカラーのマークを身に付けるなどで表明し、アライの存在を知ってもらう。

相談先を聞かれたら?

下記の皆様が相談に乗っていただけます。(主に埼玉県)
【専門窓口があり、ご相談に応じていただける団体】
 ・埼玉県 にじいろ県民相談
   TEL:0570-022-282
   LINE:「埼玉県にじいろ県民相談」
      で検索
      (https://lin.ee/2F90PQMd
   毎週土曜日(年末年始除く)
   18時~22時(最終受付は21時30分)
 ・埼玉弁護士会 LGBT法律相談
   TEL:048-861-0901
   毎月第1・第3水曜日
  (祝日・年末年始を除く)
   10時~12時
   13時~16時
 ・東京弁護士会
  セクシュアル・マイノリティ
  電話法律相談
   TEL:03-3581-5515 
   毎月第2・第4木曜日
  (祝祭日の場合は翌金曜日)
   17時~19時
 ・よりそいホットライン
  一般社団法人 社会的包摂サポート
  センター
   TEL:0120-279-338
   (ガイダンスに沿って「#4」を押してください)
   毎日24時間 無休
   SNSチャット:https://form.comarigoto.jp/sexual_minority
   返答は水・金・日曜日
   16時~22時
   上記日時で相談された場合は
   リアルタイムで返答されます。

【専門窓口はありませんが、御相談に応じていただける団体】
 ・埼玉県男女共同参画推進センター
   With You さいたま にじいろ県民相談
   TEL:048-600-3800
   月~土曜日
  (祝日・第3木曜日・年末年始を除く)    
   10時~20時30分
 ・埼玉県立精神保健福祉センター
  ※来所相談
   さいたま市在住以外の方が対象
   TEL:048-723-6811 相談予約へ
 ・さいたま市こころの健康センター
   ※さいたま市在住の方が対象
   TEL:048-762-8548
   平日9時~17時
  (祝日・年末年始を除く)
 ・埼玉県こころの電話
   ※さいたま市在住以外の方が対象
   TEL:048-723-1447
   月~金曜日
   (祝日・12月29日~1月3日を除く)
   9時~17時
 ・さいたま市こころの電話話
   ※さいたま市在住の方が対象   
   TEL:048-762-8554
   月~金曜日
  (祝日・年末年始を除く)
   9時~17時 
   ※研修のため下記期間も
    お休みとなります。
   9月7日(木)、10月4日(水)、
   11月7日(火)、12月5日(火)、
   1月16日(火)、2月1日(木)、
   3月5日(火)
 ・埼玉県立総合教育センター
  よい子の電話教育相談
   子ども専用TEL:#7300 または
          0120-86-3192
   保護者専用TEL:048-556-0874
   毎日24時間 無休
   Mail:soudan@spec.ed.jp

埼玉県内企業の取り組みは?

埼玉県は、県内企業にアライとして性の多様性に配慮したさまざまな取り組みにチャレンジしてもらい、LGBTが働きやすい職場づくりの促進してもらうことを目的として、8項目40指標から構成される「埼玉県アライチャレンジ企業登録制度」を導入しています。
2023年7月31日時点で43社が登録されており、一部ですがご紹介いたします。

1.ツルヤ交通株式会社様 該当指標数 28
 埼玉県さいたま市南区でタクシー業や不動産業を営んでいらっしゃる企業様です。
 誰もが劣等感などに苦しむことなく、自分らしく働ける職場づくりを最大の目標として活動されています。
  活動内容
     ・「だれでもトイレ」の整備
     ・ジェンダーレス制服の導入
     ・新人研修にLGBTQ+研修を必修項目
     ・定期的なハラスメント研修の導入
     ・NPO法人レインボーさいたまの会、理事      
     ・LGBT相談窓口の設置
   ※今後は、配偶者に関する福利厚生の同性パートナーへの適用や、就業規則変更等も行う予定とのことです。
     URL:https://tsuruyakotsu.jp/lgbtq/ 

2.株式会社大林組 東日本ロボティクスセンター様 該当指標数 23
 埼玉県川越市で工事用機械および工器具の運用とこれらによる施工乃至施工支援、並びに技術開発等を行っていらっしゃる企業様です。
 「人を大切にする企業の実現」を目標として活動されています。
  活動内容(大林組としての取り組み)
     ・性的指向・性自認を理由とした差別禁止を明文化
     ・ハラスメント防止ガイドラインにてSOGIハラの予防、行為者への処分等について明記
   ・相談窓口の設置
     ・LGBTQ+/SOGIに関する研修の実施
     ・社内イントラでの定期的な情報発信、啓発
     ・eラーニング等によるアライを増やす取り組みの実施
     ・アライシールの配布
     ・一部の制度の同性パートナーへの適用拡大(結婚休暇、介護休暇、忌服休暇、住宅手当、別居手当、
    別居者帰省旅費、保養所の利用など)
     ・自認する性に基づく通称の使用が可能
     ・性別適合手術・ホルモン治療時に積立保存休暇を利用可能
     ・「みんなのトイレ」の設置
     ・Business for Marriage Equality
     ・ビジネスによるLGBT平等サポート宣言への賛同
     ・「性同一性障害特例法の要件緩和」に関する議論を進めることへの賛同
     ・「PRIDE指標2022」でシルバーを獲得
    URL:https://www.obayashi.co.jp/diversity_inclusion/torikumi.html

3.株式会社KMA様 該当指標数 10
 さいたま市浦和区で結婚相手紹介サービスや、LGBTパートナー探しのサポートをされていらっしゃる企業様です。
 LGBTQの方が幸せな結婚生活を送れるようにサポートすることを目標として活動されています。
  活動内容
     ・日本LGBTサポート協会の協会員として、LGBTQの方の権利やニーズに関する情報やノウハウの蓄積
     ・日本LGBTサポート協会 ダイバーシティ研修認定講師として、
    社内外でLGBTQに関するセミナーを開催し、啓発や理解の深化
     ・LGBTQの方が安心して相談できるように、専門のカウンセラーを配置し、プライバシー保護に配慮した対応
     ・LGBTQの方が自分らしく働けるように、人事制度や福利厚生などにおいて、
    性別や性的指向に関係なく平等な待遇を実現
     ・LGBTQの方が結婚相手を見つけられるように、多様なニーズに応えるマッチングサービスやイベントを提供
     URL:https://kma-h.co.jp/
     LGBT専用URL:https://kma-h.co.jp/lgbt/

4.にじいろ不動産(合同会社フラット)  該当指標数数 19
 手前味噌で恐縮です。
 朝霞市でLGBTフレンドリー企業として住宅購入のお手伝いをしております。
 「にじいろ不動産」は屋号で、「合同会社フラット」は会社名です。
 「共に悩み、心から寄り添える不動産会社でありたい」を目標として活動しております。
  活動内容
     ・SOGI(性的指向・性自認)の多様性を尊重するための基本理念・基本⽅針の制定
     ・毎年4月を「性の多様性に関する理解促進月間」とし、研修等を実施
     ・ワーキングネーム使用を許可
     ・従業員SOGI情報管理の徹底
     ・従業員が提出する書類の性別記入欄の廃止(公的書類を除く)
     ・かかりつけ医による健康診断結果の提出許可
     ・同性パートナーが居る従業員向けの一部の制度の同性パートナーへの適用拡大
    (結婚休暇、出産休暇、介護休暇、忌服休暇など)
     ・性別適合手術時に休暇を利用可能
     ・アウティングの禁止
     ・顧客への問い合わせがあった際に提出いただく書類の性別記入欄の廃止
     ・同性パートナー向け住宅ローンの紹介

埼玉県のアライの取り組みは?

埼玉県では、誰もが安心して暮らせる社会の実現にアライの存在が重要と考え、アライチャレンジ企業登録制度以外にも、企業や県民がアライになるために下記のような取り組みを行っています。

・LGBT支援の表明に活用してもらう目的で、
 レインボーカラーの「アライコバトン&さいたまっちマグネットステッカー」作成
・企業を対象とした企業研修動画「にじいろ企業研修」の配信
・対面またはZoomによる講師派遣による企業向け研修の実施
・LGBTへの取り組みを進めるためのハンドブック「LGBTQが働きやすい職場づくりのために」の作成
・性の多様性に配慮した取り組みを検討している企業への「にじいろ企業相談」窓口開設
・LGBT フレンドリー企業向け情報交換会「LGBTQ フレンドリーな職場づくりを考える企業情報交換会」の開催
・LGBTに関する企業アンケート調査
・県民に向けた「LGBTQ県民講座」のオンライン配信
・保護者の性の多様性理解を深めるための動画「LGBTQについてみんなで学ぼう」の配信
・児童向けに、性の多様性の尊重に係るリーフレットの作成
・子どもや若者の居場所づくりを行う団体を対象とした、
 「性の多様性を尊重した子どもや若者の居場所づくり」講座の開催
・基本知識ガイド「LGBTQ基礎知識ガイド」の作成
・県職員向けに「県職員のための多様な性のあり方に関する対応ハンドブック」の作成
・県内大学との連携


最後に筆者のおもいを

本記事は、日本ではまだ一般的でないアライの解説をすることで、アライに興味があるけれど良くわからない、何から始めたら良いかわからないという人々に向けて作成しました。

ストレートである筆者がアライになったきっかけはわが子の誕生でした。

今はまだ幼く、この子が成長していく過程で、もし自分が性的マイノリティだと気付いた時に、息苦しいと感じることのない、当たり前の社会や環境を用意してあげることが必要なのでは?、そのために自分ができることは何かと考え、たどり着いたのがアライでした。

埼玉県が令和2年に行ったLGBT実態調査(※1)によると、ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダー・それ以外の性的マイノリティに分類された人は、回答者全体の3.3%とのことです。
この数字をもとにすると、クラスに1人は居ると言えます。
それくらいあなたの身近なところに居ると考えてみてください。

ダイバーシティが叫ばれている今の時代において、自分が性的マイノリティであると表現することに抵抗が少なくなったと考えた場合、今後日本の性的マイノリティの割合は増えることが予想されます。

教育面では、文科省が令和4年12月に改訂した「生徒指導提要」には性的マイノリティに関する課題と対応について追記されました。
性的マイノリティに関する教育を受けた児童・生徒と教育を受けていない大人との間で意識のギャップが生じると考えた場合、どのようにその差を受けるかを考える必要が出てくるでしょう。

あなたが企業のトップでしたら、既に社員の中にもいるかもしれないと想像することで、社内の課題の見える化ができるかもしれません。
その課題に対する施策を打つことで、社内外からの評価が上がるかもしれません。

少子高齢化が進み、優秀な人材の確保がさらに厳しくなっていく中で、性的マイノリティを理由に不採用とすることの人的ロスは、とくに中小企業で大きなものとなってくるでしょう。
それだけでなく、性的マイノリティを対象としたサービスを提供できれば、新たなビジネスチャンスの創出にもつながることと思われます。
ビジネスチャンスよりもリスクが怖いと考えるのであれば尚更アライの視点を持って、何がリスクで何がリスクではないかを判断する目を養う必要があるのではないでしょうか。

法律や社会の制度は十分とは云えません。

せめて個人でできることがあるのであれば、取り組んでみても良いのではないでしょうか。

性的マイノリティ関連の用語は難しい、覚えるのが大変と尻込みして、一歩を踏み出すことに抵抗がある方がいらっしゃるかもしれません。

心配はいりません。

この記事を書いている私にも知らない用語はたくさんありますが、用語よりも、寄り添いたいとおもう心を大切にしているので、弊社のお客様は皆さん、私のことを理解していただいております。 


アライになろうと思ったきっかけは人それぞれです。
もし、あなたがアライになられたら、そのきっかけを忘れることなく、時折そのことに思いを巡らせてください。

あなたがアライの道を進めば、味方になってくれる人たちがきっと現れます。

その方に向けてどうかあなたの取り組みや経験を伝えてあげてください。
そこからアライが広まるかもしれませんから。

当たり前を目指して。

※1 出展 「埼玉県 多様性を尊重する共生社会づくりに関する調査報告書 P80 【性的マイノリティの分類について】」

更新日:2024年7月16日